ツーリングといってもバイクではなく、車の話。
2週間前、ジムニーで信州に向かう。
旅のお伴はGPSとカメラ。この二つは私の旅に欠かせない。これまではガーミンのハンディGPSとGPSロガーを載せて走っていたが今回はどちらも持って行かない。ジムニー君には常時走行軌跡を記録する秘密兵器?が車載されている。と書けば大げさだが実は単なるレーダー探知機。しかしながらこのレーダー探知機が優れもの。最近のものなので当然GPSを搭載しているわけで、何とログ(軌跡)を取ることができる。普通にエンジンかけて走らせる。それだけで何も気にすることなく軌跡を取っている。詳細はこちら。まさに私が理想としていた機能。そして、メーカーのソフト(無料)を使えば簡単にグーグルアース上で再現することが可能だ。時間が表示されるのでどのあたりに何時にいたかも一目瞭然。
またログデータ自体は純粋なNMEA形式のデータなのでカシミール3dでも読み込むことができる。(↓これはスーパーマップルに表示させたもの)
このレーダー探知機を入手してからは、ジムニーの走行記録は常時記録されているわけだ(不都合なこともあるようなないような)。
ユピテルのレーダーであるがこの会社GPSに力を入れているようでロガーも発売している。
私が買ったレーダーは、さりげなくを基本にミラータイプ。ジムニーには時計がないので電波時計並に正確な時計としても重宝している。
唯一の懸念は、このログ機能があまり評判がよくないのか、一般の人には興味がないのか最近の機種に搭載されていないものがあること。ぜひ継続してもらいたい機能だ。
で、もう一つの優れものアイテム、ガーミンのカーナビnuvi205w。このカーナビも軌跡が取れて表示できる。表示できるというのが便利で過去に走った道、どう走ってきたかを確認できるので現在の状況を把握しやすい。そしてガーミンのカーナビでもこの機種だけの機能、TOPOを使うとDEM表示、つまり立体的に地形を表現できる。加えて林道が確認できる。
今回この機能が活躍したのが沢渡から乗鞍へ抜ける林道を発見して通ったこと。地形をつかみやすく、どこを走ってきたのか、どこへ抜けるのか、この先はどうなっているのかを的確に把握できた。ジムニーのようなオフロード志向の車には最適のカーナビと思われる。加えて今回はヘマして確認できなかったが、国土地理院の地図も表示できるのだから山道では唯一無二のカーナビといえる。
(状況が把握できればこんな道も安心して突っ込める)
ただし、問題点が少し。ひとつは、マップマッチングが強力で、道が何とか道に乗せようと近くの道にログが飛ぶことがあるし、道に軌跡をあわせるので正確なGPSの性能でなく実際の軌跡でない場合がある。次に地図がワイドなためか、地図の回転がのんびり。など不満もあるがオンリーワンの機能と安さ(実売3万円以下)から満足できるアイテムだ。
(権兵衛峠にて)
(カラマツの葉で車が・・・)
というわけで、走行軌跡を記録し、地形を楽しみながらの信州ツーリング。十分満喫できた。ついでに、高速1000円の恩恵をと思い、東海北陸道経由で帰ってきた。志は良かったが通った頃には真っ暗で・・・・。